【甲種機械】高圧ガス製造保安責任者の勉強法と体験談

雑記

どうもkasakasaです。

高圧ガス製造保安責任者の甲種機械に合格したので、勉強法と体験談を書きたいと思います。

この資格は高圧ガスを使用・製造する会社において、その保安のために設置される職務に従事するために必要な国家資格です。

事業所、工場で高圧ガスを取り扱う場合(製造、販売、消費など)、この資格を有する人が職場にいる必要がありますので、会社によっては資格取得を求められます。

世間一般的にはマイナーな資格であるため、技術系以外の人にとっては、

「何それ?亀の品種?ボンベか何か?」となると思いますが、 化学・機械・自動車メーカーに従事する人は、一度は耳にしたことがあるのではないのでしょうか。

社内でのメリットは全くない(雑用増える)のですが、自己研磨だと思い取得することにしました。

詳細は高圧ガス保安協会HPをご覧ください。

「難しい、難しい」とよく言われますが、しっかり勉強すれば合格は見えてくると思います。

時間をかければ必ず合格が見えてきます!

検定試験合格後に1度「法令」で不合格なっているので、その経験も含めお伝えします。

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講習、検定試験という免除制度がある

高圧ガス製造保安責任者の国家試験は「学識」、「法令」、「保安管理技術」の3科目が出題されます。

全ての科目で60%以上の正解率となれば、晴れて合格です。

これがかなり難しく、2019年の合格率は約18%と非常に低いです。

しかし、この数字を見て諦めてはいけません!!

高圧ガスの国家試験は毎年11月に行われますが、4月〜5月にある講習を受け、検定試験(学識・保安技術)に合格すれば国家試験の科目は「法令」のみの1科目になります。

講習・検定試験に関しては、高圧ガス保安協会HPにもしっかり「免除される特典」と書かれています。

高圧ガス保安協会が行う講習の課程を修了した方(講習を受講し、その講習に対する技術検定に合格した方をいいます。)は、高圧ガス製造保安責任者試験または高圧ガス販売主任者試験の一部が免除される特典があります。

出典元:高圧ガス保安協会

国家試験で3科目まとめて受験するのは非常に大変だと思いますが、5月の検定で2科目、11月の国家試験で1科目と別々に受けることが出来れば大きな負担にはなりません。また、国家試験より検定試験のほうが簡単であるとも言われています。

合格率は80%超まで跳ね上がりますので、講習、検定試験を受けて合格を目指してください。

講習のポイント

講習は基本的に講義を受けるだけですが、講師の方が「ここ出題あるかもね」と言ってくれることがあります。せめてその部分は聞き逃さないようにしましょう。

もし聞き逃したとしても、ネットの掲示板界隈では各々の講習会場から持ち寄った情報を元にどの部分が出願されるか議論がなされています。

有名なところだと5chの掲示板ですね。

信じるか信じないかはあなた次第ですが、個人的には非常に助けられました笑。

講習は全部出席しないと修了しないので、会社に行かなくて良いと喜ばず、寝坊せずに毎日ちゃんと出席することだけを心がけてください。

検定試験の教材と勉強方法

検定試験は「学識」「保安管理技術」の2科目です。

「学識」は記述式なのでこちらに時間を割くことが重要です。

使用教材

・過去問(8年分から講習で聞いたところを抜粋)
・よくわかる計算問題の解き方 ー高圧ガス甲種資格者への近道ー
・高圧ガス保安技術(甲種化学・機械講習テキスト)

特に「よくわかる計算問題の解き方ー高圧ガス甲種資格者への近道ーは本当によくわかりやすくおすすめです。

(中古が出回っているようです)


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私は化学系(触媒、高分子)であって機械系ではありません。なぜ甲種機械を受けたかというと、「機械の方が簡単」という噂を聞いていたからです。

よって講習を聞いた所感は「全然わからんぞ。。。」でした。

更に講習が4月末で検定試験が5月末と1ヶ月程しかありません。

これはわかっていたので、本当は余裕を持って勉強出来ればよかったのですが、生憎、講習最終日がGWの前日でした。

気がつけばテキストを持ったまま、受験が確定する前から予定していた3泊の海外旅行に向かっていました笑。

勉強方法

話は脱線しましたが、当然すべてを勉強する時間はありません。

そこで先程書いた通り、出題が予測されるところを重点的に勉強しました。

過去問も8年分の中から予測される部分のみは2周以上して暗記です。

それ以外は勇気をもって捨てることもありだと思います。私は一部捨てて試験に臨みました。

結果合格しているので良かったのですが、今後の仕事での活用を考えると暗記せずに原理原則に基づいて理解を深めると良いと思います。

勉強時間

検定から講習までの1か月は平日1〜2時間、土日は4〜5時間勉強したと思います

なので合計40~50時間は勉強したのではないでしょうか。

社会人になってここまで勉強することもないのでしんどかったです。

法令の勉強方法

検定試験に合格すれば、「法令」のみの受験となります。

検定合格者の合格率は80%超となりますが、、

残念ながら法令は1度不合格となりました。

なぜ不合格になったかというと、圧倒的な勉強不足だったからですね。

色々な事象が重なり(完全な言い訳)、勉強は1週間前からスタートしました。

毎日、2間程度と無理やり頭に詰め込んでいったのですが、、、

やはり運頼みで合格するほど甘くは有りませんでした。

使用教材

・過去問(8年分)
・講習でもらえるまとめ集(A4紙5枚くらい)

勉強時間

不合格の経験を活かして、時間をかけて勉強することにしました。流石に2度目の不合格はないなと思っていたので、1ヶ月半前からスタートしました。通勤時間中に週3で15分〜30分程度まとめ集を見ながら、週末に2時間くらい過去問をやるというイメージです。

似たような問題が出てくるので1周すればいいんでないのと思いがちですが、侮ってはいけません!

過去問は1周ではなく、できれば3周は回すことをおすすめします。

問題は勘違いを誘発するいやらしい問題が多いので、しっかり読んで答えを選択するようにして下さい。

また、一般則、液石則、コンビ則と3つの法規則が出てきますが、事業場・会社の規模によって適応される規則が変わってきます。ただ闇雲に覚えていくだけでなく、この違いを意識しながら、覚えていくと良いでしょう。

検定合格は永久シード(2020年現在)

検定試験合格は法律やルールが変われば別ですが、現段階で永久シードになっています。つまり、11月の国家試験において「法令」に受からなかったとしても、次の年に受け直すことが出来ます。

これが永久的に行えるわけですね。

しかしながら、受験費用は会社が負担していますし、何度も落ちるとバカ扱いされる上、頑張った時間がもったいないためなるべく早く受かるようにしましょう。

さいごに

高圧ガス甲種化学・機械は難しいと言われることもありますが、時間をかけてじっくり勉強すれば合格は見えてきます。ぜひ頑張って合格を目指して下さい。

 

 

 

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